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村上春樹「走る・・・」感想その3 [本]

村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」を最後まで読みました。

100キロマラソンの後に訪れたランナーズブルー、そして悟り。
「大事なのは時間と競争することではない」のところで、とても感動してウルウルしました。
私も自分自身を楽しんでいけばいいんだ~って、気が楽になりました。
好きなシャツを着て、さっそうと走っていきたいなぁと思いました。

村上春樹を好きな人は、きっと、みんなそうかなぁと思うけれど、
私は彼の比喩が好きです。
この本にもたくさんの比喩が出てきます。

・・・その比喩を、今、ここに書いてみたのですが、ここに書くとせっかくの素敵な比喩が
なぜか素敵じゃなくなるので、やめました。
文章の前後があって比喩がキラリと輝くのでしょうね。

走ることや、生き方についての光と影、思いが、リアルに伝わってきます。
それにしても、この本はしばらく私のバイブルとなりそうです。
最後に・・・
あとがきにあった、東京で毎朝すれ違う一人の素敵な若い女性・・・のところは、
本当かなぁ・・・嘘なんじゃないか・・・とこっそり疑っています。
というのも・・・「ノルウェイの森」の中で、緑が地図の出版の仕事について、「害にならない程度の嘘」を盛り込むという話が出てきますが、それを思い出したのです。
もしかしたら、若いって部分がちょっと悔しくて、嘘に思いたくなったのかも(笑)
もし、あれが「毎朝すれ違う中肉中背の羊男」とか「茶色い小さな耳とふさふさのしっぽをつけた女の子」だったら・・・ね 


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